両顎手術(LeFort I/ルフォー+SSRO)は、次のような方におすすめの治療です。
両顎手術(LeFort I/ルフォー+SSRO)は、上顎(LeFort I型骨切り術)と下顎(SSRO:下顎枝矢状分割術)の骨切り術を同時におこなう、手術です。
この手術は、上下大きさを適切に調整するため、機能的な噛み合わせの改善と、美しい輪郭を両立させることができます。見た目の印象を変えるだけでなく、咀嚼や発音のしづらさなど、機能的なお悩みも解決したい方に適した手術です。
この高度な手術は、術前の綿密なCT分析や3Dシミュレーションに基づき、ミリ単位の正確さで骨を移動・固定します。
LeFort I型骨切り術は、上顎骨を水平に骨切りし、上の歯全体を情報に引き上げる手術です。上顎の位置を調整することで、ガミースマイルの改善や顔の長さのバランスを整える効果があります。
SSRO(下顎枝矢状分割術)は、下顎の変形、大きさ、一以上に対する基本的な術式です。
手術時の骨の接触面積が非常に広く、移動後の安定性が高いため、術後の骨の癒合がスムーズにおこなわれるのがメリットです。主に下顎の突出(受け口)の改善や、顎を後退させてEラインを整える効果があります。
両顎手術(LeFort I/ルフォー+SSRO)と一般的な輪郭手術は、どちらも顔の骨を扱う手術ですが、目的と歯のかみ合わせの影響有無に違いがあります。
一般的な輪郭手術(エラ削り、オトガイ形成など)は、主に顎の外側の骨を削ったり、一部を切り取ったりして、顔の横幅やフェイスラインの形を整える手術です。これは主に「見た目」を改善するために、骨の量を調整します。
一方、両顎手術は、上顎と下顎の骨全体を切り離し、骨の位置そのものを三次元的に移動させ、チタンプレートで固定する手術です。見た目の変化だけでなく歯並びにも影響を与えます。
術前
術後6ヶ月
術前
術後10ヶ月
術前
術後1年
ルフォーI型骨切り術(LeFort-1)+下顎枝矢状分割術(SSRO)+オトガイ形成術(ルフォー+SSRO 上方移動:右4㎜,左5㎜+後方移動:右5㎜

ルフォーI型骨切り術(LeFort-1)+下顎枝矢状分割術(SSRO)+オトガイ部ヒアルロン酸注入(1cc)

ルフォーI型骨切り術(LeFort-1)+下顎枝矢状分割術(SSRO)上方移動:7㎜+後方移動:2㎜+オトガイ水平骨切り術(中抜き:6㎜短縮+2㎜前進)+頬骨縮小術+下顎形成術(下顎角切除)

| 施術時間 | 6〜7時間程度 |
|---|---|
| 麻酔 | 全身麻酔 |
| 入院・通院 | 1~2日間の入院が必要です。1〜2週間後に抜糸します。術後6ヶ月ほど、通院していただきます。 |
| シャワー・入浴 | 翌日から可能。入浴は1週間後から可能です。 |
| 入浴 | 術後1週間後から可能 |
| その他 | 術後3か月はフェイシャルエステやマッサージはお控えください。 |
術後1週間〜2週間程度で腫れのピークが過ぎ、徐々に引いていきます。
横になっている時間が長いと腫れの引きが遅くなる傾向があるため、可能な限り体を起こして過ごすことを推奨しています。
術後半年~1年かけて完成していきます。
両顎手術は骨を移動させる大がかりな施術のため、以下のようなリスクを伴う場合があります。
・一時的なしびれや感覚鈍麻
・咬み合わせの違和感
・感染や出血のリスク
リッツ美容外科東京院では、経験豊富な医師が3Dシミュレーションを用いて正確な骨移動量を計算し、リスクを最小限に抑えた安全な施術をおこなっています。万全のアフターケア体制も整えており、手術前から回復まで安心してお任せいただけます。
通常価格3,080,000円~3,300,000円

副院長
永井 宏治
資格・所属学会
両顎手術は、顔の印象を大きく左右する骨格そのものを整える高度な手術です。単にフェイスラインを細くするのではなく、上あごと下あごの位置関係を患者さまのお悩みや理想に合わせて再構築することで、自然で美しいバランスを実現します。
当院では、審美性だけでなく咬み合わせなどの機能面にも配慮した精密なシミュレーションをおこない、患者さま一人ひとりに最適な移動量とデザインを導き出します。