ペリカン手術(顎下筋肉縛り)は、次のような方におすすめの治療です。
顎下のボリュームを減らすことで、二重顎を改善したり、platysma band(プラティスマバンド)と呼ばれる、顎から首にかけてのひだを改善することで、顎と首の境目を整える手術です。
当院では、患者様の状態や理想の仕上がりによって、ペリカン手術とフェイスリフトの併用を推奨しています。
| 手術 | 主なアプローチ部位 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| ペリカン手術 | 顎下~首 | 広頚筋のゆるみを改善し、二重顎や首のラインをシャープにする。 |
| フェイスリフト | 頬~顎のライン | SMAS層を引き上げ、頬のたるみや法令線を改善する。 |
顎下のたるみが強く、顔全体にもたるみが進行している場合、ペリカン手術で広頚筋のゆるみを解消し、さらにフェイスリフトで頬全体のたるみを持ち上げることで、より強力で、全顔にわたる自然なリフトアップ効果を得ることが可能です。
顎先に目立たないよう3cm程度の小切開を行います。この切開部から、皮膚の下を広く剥離していきます。広い範囲で丁寧に剥離を行うことで、広頚筋を動かすための可動域を確保します。
剥離後、状態に応じて皮下脂肪を減らします。
次に広頚筋を両側に剥がすことで、広頚筋の下にある広頚筋下脂肪と呼ばれる組織を切除します。
※リッツ美容外科では、必要に応じて、さらに深部の組織にアプローチし、顎下の輪郭を整えます。
唾液腺の一つである顎下腺が肥大し、輪郭のもたつきの原因となっている場合は、ボトックスを打って縮小させます。
舌骨と呼ばれる骨が下垂している場合は、舌骨を引きあげるような処置も行います。
最後に、たるみの原因である広頚筋を中央に引き寄せ、しっかりと縫い合わせ固定します。左右の広頚筋をコルセットのように引き締めるこの操作により、永続的なリフトアップ効果をもたらします。
| 施術時間 | 1.5~3時間程度 |
|---|---|
| 入院・通院(抜糸) | 1日入院、術後6ヶ月まで通院が必要です。 |
| フェイスバンド着用 | 術後72時間は常時着用。その後、1週間~1ヶ月間は夜間のみ推奨します。 |
| シャワー | シャワーは翌日、入浴は腫れがある程度引いてから可能です。 |
| メイク | 抜糸後から可能です。 |
術後2~3日をピークに腫れが最も強く出ます。この時期は顔の輪郭が一時的に変わったように感じることがありますが、徐々に引いていきますのでご安心ください。
また、強い腫れは通常1~2週間ほどで目立たなくなります。ただし、むくみ感や硬さ(拘縮)が完全に落ち着くまでには、個人差はありますが、1ヶ月程度かかる場合もあります。
感染や血腫、顔面神経麻痺反応などの合併症がまれに起こります。
リッツ美容外科では、安心して治療を受けていただけるよう、大学病院レベルの手術室と医療機器を完備、有数の症例数を持つ医師での執刀をおこなっております。
フェイスリフトのオプション+330,000円

副院長
佐藤 大介
資格・所属学会
ペリカン手術は顎と首の境目を整えることで、二重顎や顎下のたるみを改善する手術です。
当院は皮下脂肪と広頚筋下脂肪の除去だけでなく、必要に応じてさらに深部の組織にアプローチします。
患者様のお悩みやご希望、脂肪の状態に合わせて最適に施術を設計させていただきますので、ペリカン手術をご検討の方はぜひ一度当院までご相談ください。