フェイスリフトは、次のような方におすすめの治療です。
フェイスリフト(切開リフト)は、皮膚を切開しSMASを引き上げることで、余分な皮膚や脂肪を直接取り除く治療です。主に頬やフェイスライン、首のたるみに効果があり、若々しい輪郭を取り戻すことができます。
フェイスリフトには「皮膚」「SMAS」「リガメント」の3つのキーワードがあります。
治療のもともとの目的は、たるんだ皮膚をリフトアップし、若い頃のフェイスラインを再現することでした。最初期のフェイスリフトは余った皮膚を単に切除する方法でしたが、皮膚は伸縮性があるため、すぐに後戻りしてしまうという問題がありました。
1960年代になると、皮膚の深層にある「SMAS」を引き上げるSMAS法が開発されました。
SMASは皮膚と異なり硬く伸びにくい組織であるため、この層を引き上げることで後戻りを大幅に防ぐことが可能となりました。
さらに、お顔には皮膚を骨や筋膜に固定している“貝柱”のような構造「リガメント」が存在します。このリガメントがあることで皮膚のリフトアップが制限されるため、リガメントを適切にリリースすることが非常に重要です。
フェイスリフト(切開リフト)は皮膚だけでなく、SMASのさらに深い層(ディーププレーン)からしっかりリフトアップするため、皮膚を無理に引っ張ることがないので不自然な“引きつれ”が起こりにくく、笑ったり話したりといった日常の表情も自然に保たれ、自然な若返りが期待できます。
フェイスリフト(切開リフト)はたるみの原因であるSMASのさらに深い層まで広く処理を行い、顔の皮膚を骨や筋膜に固定しているリガメント(靱帯)を外すことで皮膚を制限なく引き上げられるようになり、たるみを根本から改善します。
フェイスリフト(切開リフト)はSMASの下を広範囲に剥離してリガメントを外して深い層ごと持ち上げるため、頬のたるみや深く刻まれた法令線、口元のマリオネットライン、もたついたフェイスラインにまでしっかりと効果を発揮します。
フェイスリフト(切開リフト)はSMASのさらに深い層(ディーププレーン)まで剥離してリガメント(靱帯)を外し、土台ごと持ち上げて固定します。
この深い層は皮膚のように伸びやすくないため、時間が経っても戻りにくく、皮膚そのものを引っ張らないため引きつれ感が少なく、約10年以上の長期持続が期待できます。
剥離範囲、SMAS、靭帯の処理方法、皮膚のトリミング方法などにより、フェイスリフトの種類は異なります。従来のSMAS法、リガメント法、リッツ美容外科で採用しているエクステンデッドディーププレーン法を比較していきます。
比較項目 | 従来の SMAS法 |
リガ メント法 |
エクス テンデッド ディープ プレーン法 |
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剥離の深さ | 表在性(SMAS層) | SMAS+靭帯の一部 | SMAS層より深く、筋・靭帯を含めた一体剥離 |
リフトの効果範囲 | 側面中心 | 側面+中顔面 | 側面+中顔面+法令線・マリオネットライン全域 |
靭帯の処理 | 一部アプローチ | 切離・再固定(限定的) | 頬骨・咬筋・下顎靭帯を網羅的に処理 |
持続性 | 3~5年 | 5~7年程度 | 7~10年以上の長期持続 |
表情の自然さ | 表面中心でやや人工的 | 比較的自然 | 表情筋と連動するため非常に自然な仕上がり |
傷跡 | 耳前~耳後部にあり目立ちにくい | 同上 | 同上+皮膚に緊張がかかりにくく、さらに目立たない |
適応 | 軽度のたるみ向き | 中程度まで対応可能 | 中~重度のたるみにも対応 |
技術的難易度 | 低~中 | 中 | 非常に高く、専門的な解剖知識が必要 |
リッツ美容外科では、より高い若返り効果と長期的な持続力を実現するために、Andrew A. Jacono 先生の「エクステンデッドディーププレーンフェイスリフト」を採用しております。
「エクステンデッドディーププレーンフェイスリフト」は「SMAS」の下を広く剥離して「リガメント」を切離しリリースすることで、「皮膚」を最大限リフトアップできる手術です。
リフトアップした状態で広範囲に強固な癒着を生じ、より長い持続期間を実現しました。さらに、縫合した皮膚に緊張がかかると、ケロイドのリスクになりますが、「エクステンデッドディーププレーンフェイスリフト」では「SMAS」でしっかり引き上げることで、皮膚には緊張がかからないために、傷痕がきれいに治ることも期待できます。
エクステンデッドディーププレーンフェイスリフトでは、以下のような解剖学的特徴を重視しています。
1. 表皮・皮下脂肪を切開し、ディーププレーン(SMAS の下の層)で剥離
2. Zygomatic ligament、Masseteric ligament、Mandibular ligament をリリースし、可動性を確保
3. フェイスラインと中顔面を一体化して後上方にリポジショニング(再配置)
4. 耳前部・側頭部に向かってSMAS で再固定し、皮膚の緊張を最小限に
5. 傷は耳の縁や生え際に沿っており、目立ちにくい位置にデザイン
エクステンデッドディーププレーンフェイスリフトは、詳細な顔面解剖への深い理解と繊細な手技を要する、極めて高度な術式です。
そのため、当院では解剖構造を熟知した美容外科専門医が、すべての工程を責任を持って担当いたします。
手術前には、鏡を用いて仕上がりイメージやご希望を丁寧にお伺いしながら、個々の骨格・たるみの状態に最適なプランを設計いたします。
安心してお任せいただけるよう、細部にまで配慮したカウンセリングと施術を心がけております。
施術時間 | 7~8時間 |
---|---|
麻酔 | 全身麻酔 |
入院・通院 | 1日入院、術後6ヶ月まで通院が必要です。 |
ダウンタイム | 個人差がありますが、腫れは約1週間~2週間ほどでおさまります。 |
シャワー・入浴 | シャワーは翌日、入浴は腫れがある程度引いてから可能です。 |
メイク | 抜糸後から可能です。 |
アフターケア | 内服薬の処方、フェイスバンデージ |
剥離範囲が広く、顔面神経の近傍を剥離する手術で、血腫や神経麻痺反応などの合併症がまれに起こります。
リッツ美容外科では、安心して治療を受けていただけるよう、大学病院レベルの手術室と医療機器を完備、有数の症例数を持つ医師での執刀をおこなっております。
術前
術後2ヶ月
術前
術後1年2ヶ月
術前
術後1年1ヶ月
フェイスネックリフト(Extended Deep Plane Facelift)
ペリカン手術
脂肪吸引(ジョールファット)
フェイスネックリフト(Extended Deep Plane Facelift)
裏ハムラ法
フェイスネックリフト(Extended Deep Plane Facelift)
眉骨削り
フェイスネックリフト
(Extended Deep Plane Facelift)1,980,000円〜2,750,000円
*オプション 頚部形成術(ペリカン手術)+330,000円
副院長
佐藤 大介
資格・所属学会
当院のフェイスリフトは、たるんだ皮膚と筋膜(SMAS)を外科的に引き上げることで、若々しい輪郭を取り戻す手術であり、顔面解剖への深い理解と、確かな技術が必要な難易度の高い治療になります。
当院では、安心してお任せいただけるよう、丁寧なカウンセリングと患者様の骨格やたるみの状態にあったご提案をおこなっております。シャープで若々しい輪郭を目指したい方へ。
ぜひお気軽にご相談ください。
毛髪内から耳の形に沿って下行、輪郭に沿って自然にカーブさせ、耳後部は耳の付け根に沿って切開をおこなうため傷跡は目立ちません。正しいデザインと縫合が重要です。
承っております。
前回手術内容の検証から、お客様のご要望、お悩みに合った手術をご提案させていただきます。
糸リフトは特殊な溶ける糸を皮下に挿入し、たるみを引き上げるのに対し、フェイスリフトはたるみを直接除去する治療です。
糸リフトと比較して効果を実感しやすく、効果持続期間が長いのが特徴で、糸リフトで満足いかなかった方におすすめの治療です。